場所を記し写す
2015課題ドキュメンテーションpdf
平成27年度 東京藝術大学美術学部建築科
学部1年生 「場所」
担当:
北川原温 Atsushi Kitagawara
市川創太 Sota Ichikawa
宮崎晃吉 Mitsuyoshi Miyazaki
松田和久 Kazuhisa Matsuda
ゲストエスキース: 新井崇俊 Takatoshi Arai
(工学博士、.東京大学 生産技術研究所 特任助教、hclab.)
期間: 2015年4月8日〜4月30日 8th April~ 30th April. 2015
課題文:
場所を記し映す
上野公園の中から、2つの場所を選び、2つが比較できるように記述・表記して下さい。2つが違うこと、同じであることを前述の表記を用いて説明して下さい。
建築はひとりでセルフビルドすることも出来ますが、多くの場合複数の人物が関わって作り上げます。規模の大小に関わらず、たくさんの情報を伝え合わなければなりません。
そのために建築を設計する特有の書き記し方があります。それらは建築を検討したり設計するのにとても便利に工夫されています。今後たくさんの設計課題を通じて、専門的な方法を習得していくでしょう。
一方、建築設計の独創性は、ユニークなものの見方、捉え方から発することもすくなくありません。自分なりの感じ方、見方を大切にし、その記述、記録方法を模索していきましょう。自分なりの物差しを育てること、そして願わくばその物差しが、他者と共有、共感できるような交換性をもっていること、を期待します。
建築を考える出発点となる「場所」にはさまざまな情報があります。長さや時間、数値化できないものかもしれません。専門的な建築の記述方法にとらわれず、何をどのように計るか、どのように記録記述できるかを、この課題で考えていきます。