場所を記し写す
2014課題ドキュメンテーションpdf
平成26年度 東京藝術大学美術学部建築科
学部1年生 「場所」
担当:
北川原温 Atsushi Kitagawara
市川創太 Sota Ichikawa
山﨑日希 Nikki Yamasaki
宮崎晃吉 Mitsuyoshi Miyazaki
ゲストエスキース: 新井崇俊 Takatoshi Arai
(工学博士、.東京大学 生産技術研究所 特任助教、hclab.)
期間: 2014年5月8日〜6月4日 8th MAY ~ 4th JUN. 2014
課題文:
場所を記し映す
各々の独自の計測方法を考え、「芸大正門周辺」を記述・表記しなさい。
建築はひとりでセルフビルドすることも出来ますが、多くの場合複数の人物が関わって作り上げます。規模のの大小に関わらず、たくさんの情報を伝え合わなければなりません。
そのために建築を設計するための特有の書き記し方があります。それらは建築を考えたり設計するのにとても便利に工夫されています。これからそれらの専門的な方法を習得していくでしょう。一方、独創的な建築を作るには、ユニークなものの見方、捉え方をもっていたいところです。
自身の創造のためにも、他者に伝えるためにも、自分なりの感じ方、見方によって記録し、設計のアイディアにつながるように整理する必要があるでしょう。建築を考える出発点となる「場所」にはさまざまな情報があります。
長さや時間、あるいは数値化できないものかもしれません。何をどのように計るか、どのように記録記述できるかを、この課題で考えていきます。専門的な建築の記述方法にとらわれず、自分なりの物差しを作って、それによってどのように「場所」を計測できるかを考えてください。そして実際の場所に赴きその計測を実行してください。記録の方法自体も考え出してください。